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Channel: グラフ - 廿TT
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RStanで自殺者数推移の変化点を調べる

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日本の自殺者数は平成10年に急増して3万人を超えて以来高い水準で推移していましたが、平成24年に久しぶりに3万人を下回り、今のところ減少傾向です。

f:id:abrahamcow:20150908174737p:plain

このデータに変曲点のある回帰直線、

 \displaystyle y_i =   \begin{cases} \alpha + \beta_1(x_i - x_{\rm change}) & x_i \le x_{\rm change}\\ \alpha + \beta_2(x_i - x_{\rm change}) & x_i > x_{\rm change} \end{cases}

を当てはめて変化点をうまく検出できるか試してみます。

コードは [RStan]変曲点のある単回帰分析 - 廿TTと同じなので省略します。

データはこれです。

32863, 33048, 31957, 31042, 32143, 34427, 32325, 32552, 32155, 33093, 32249, 32845, 31690, 30651, 27858, 27283,25427 

自殺の統計 - 内閣府より。

2000回のイテレーション×4chain の結果、データが少ないせいか  \beta _2が収束しきっていない感じです。

f:id:abrahamcow:20150908175930p:plain

当てはめプロットはこちら。

f:id:abrahamcow:20150908175636p:plain

 \beta _2の傾きがちょっと急過ぎる気がします。

変化点 x_{\rm change}は平成24年のちょっと手前という結果です。

> quantile(ex$changepoint,c(0.025,0.975))2.5%    97.5% 
23.9094423.99998

信用区間はかなり狭いみたいです。

平成24年になにがあったのかは不明です。


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